「ジキル＆ハイド」観劇レポート

1幕：85分／休憩25分／2幕：65分（計：2時間55分）

完全に個人的な一言感想で恐縮ですが…

石丸さんのジキルはまさに円熟という感じで、抜群の安定感でした。

社交下手なジキルを親友としてサポートする石井さんのアターソンは明るくて熱いです！　

笹本さんのルーシーは5年前の儚さからまた一味変わって、ピュアな印象を受けました。

DreamAmiさんのエマは高音の美しさにうっとり。

柿澤さんのジキルは若さゆえに才能だけが先走り尖っていて新鮮です。ハイドとの「対決」に息を飲みました。

真彩さんのルーシーは、悲惨な境遇の中でも生来の明るさや強さがまだちゃんと芯に残っている印象でした。

上川さん、桜井さんも拝見するのが楽しみです。

そして！5年ぶりの畠中さんのストライド、とにかくジキルの存在そのものへの苛立ちがどす黒く溢れていて、嫌味な態度もさらにねちっこくなっていました。

理事会メンバーがジキルを非難するともう喜色満面！　抑えきれない笑いを「くぅぅ～ひっひっ」と漏らしつつ、ジキルを擁護したいダンヴァース卿の顔色を伺いお追従笑いも絶やしません。

慇懃無礼な議事進行っぷりは、ジキルにとっては最悪の天敵ですが、理事会メンバーから見たら「有能な男」なんだな、と改めて感じました。　

そのくせエマの前に出ると、すがるような目で「なんであんな奴と」訴える捨て犬のような必死さ！まさにギャップ萌えです。（あくまでもファン目線）　お気の毒ですけど、やっぱりエマが振り向いてくれることはないでしょう。

結婚パーティーでも、とにかく未練たらしくなんとかエマに近寄ろうとするところをことごとくアターソンに阻止されるのは今までと同じですが、この時のアターソンとの関係性はやはり石井さんの時と若い上川さんの時ではちょっと変わってくるのではないかと思って、その組み合わせで拝見できる機会を密かに楽しみにしています。

＜おせっかい情報＞

★ホリプロさんの発表でも、13日(月)から、観客の劇場内でのマスク着用は個人の判断となりました。（とはいえ、ほぼ全員マスクはしていましたけど）　

また、2階ホワイエではワッフルと飲み物の販売を再開していますので、ホワイエ内での飲食は可能になっています。

★今回のグッズはこちらでご確認ください。

グッズのハンカチは登場人物の衣装のイラストなんですが、左下はストライドの衣装じゃないかと思ったのでまんまと購入してしまいました。

★グッズ売り場は開演前が一番混みあっていて、幕間と終演後のほうが比較的すいていたと思います。

★トイレは何か所もあるのですが、個室の数が少ないところもあります。トイレ入り口に個室の数が明記されているので並ぶ前に確認してください。１階客席上手側R-1扉、R-2扉の外にあるトイレが一番数が多いと思います。（19個）

畠中さんからお写真をいただきました！

1枚目　パブ「どん底」のお客さん（5年前はゴンザレスという名前をご自分でつけていたようですが今回は？）

2枚目　労働者

3枚目　迫力のドアップ！

畠中さん、お忙しい中ありがとうございました！