2022年2月1日(火) 18:00~
「The View Upstairs
-君が見た、あの日-」
初日拝見しましたので、簡単にご報告します!
<登場人物>
ウェス/平間壮一 :現代のファッションデザイナーで過去にタイムスリップし、パトリックと恋に落ちる。
パトリック/小関裕太 :若い男娼。ウェスに興味を持ち次第に惹かれていく。
バディ/畠中洋: ピアニストで、妻と子供もいる“クローゼット”のゲイ。
イネズ/JKim :フレディの母親でシングルマザー。フレディの良き理解者で、ラウンジの常連とも仲がいい。
フレディ/阪本奨悟 :昼は建設作業員、夜はラテン系のドラァグクイーン。
デール/東山義久 :孤独なホームレスの男娼で、嫌われ者のトラブルメーカー。
ウィリー/岡幸二郎 :ゲイバーに集まる人々のメンターのような存在。
ヘンリ/関谷春子 :同性愛者たちのコミュニティUpstairsラウンジのオーナー。
リチャード/大村俊介(SHUN): 同性愛者たちを信者として受け入れる牧師。Upstairsラウンジで集会や社会奉仕活動への参加を呼び掛けている。
警官・不動産業者ほか/大嶺巧
1973年、まだ同性愛が罪とされていた時代、アメリカ ニューオリンズにある「アップステアーズ・ラウンジ」という同性愛者クラブで実際に起きた未解決の放火事件を元にした作品です。
倒れたテーブルや椅子、破れたカーテン。廃墟のような空間に置かれたグランドピアノのある舞台に最初に登場するのはバディ(畠中さん)です。 ピアノの前に座りしっとりと弾き語りを始めると、そこは1973年のニューオリンズにあるアップステアーズラウンジとなり、常連たちがピアノを囲んで素晴らしいコーラスを響かせます。
M1「此処が きっとパラダイス」
2022年、その廃墟のようなビルの一室を購入した若いデザイナー ウェスはアップステアーズラウンジの「あの日」にタイムスリップして、そこに集まる個性派ぞろいの同性愛者たちと出会います。
ほとんど全員が舞台上に出ずっぱりで進む物語は、まるで観客も一緒にアップステアーズラウンジの一員になってしまったような臨場感です。
50年前から大きく状況がかわった現代にもまだまだ残る差別の本質について考えさせられます。
事件は大きな悲劇ですが、その時代を強く生きる人々の輝きに勇気をもらいました。
それぞれの登場人物にスポットが当たり、歌もお芝居もがっつり堪能できる日本初演のこの舞台が、一人でも多くの観客に届きますように!
この作品、畠中さんの美声がたっぷり楽しめます!
しかも最初は気のいいピアノ弾きかと思ったら、お気に入りのパトリックがウェスと惹かれ合うのが面白くなくて邪魔しようと絡んだり、ホームレスの男娼デールに対して嫌悪感も露わに意地悪したりと、彼自身も色々な問題を抱えた屈折イケおじなのです。
畠中さんのお芝居はやっぱり最高!と再認識してしまいました。
チケットは好評発売中!
そして劇場でリピーターズチケットも購入できます!
劇場に足を運べない方もまだまだ(ますますというか)いらっしゃる状況ですので、この舞台はなんとか配信も検討いただきたいです。
舞台映像SPOTもご覧ください。
【舞台映像SPOT完成🎥】#TheViewUpstairs 舞台映像SPOT(short ver.)が完成‼
— ミュージカル「The View Upstairs -君が見た、あの日-」公式 (@viewupstairs_jp) February 4, 2022
明日2月5日(土)10時より大阪公演のチケットも一般発売開始🎫
「アップステアーズ・ラウンジ」の人々の生きた記憶、ぜひ劇場で目撃してください。https://t.co/R3yXq3KyXy#TVU pic.twitter.com/1y78bV8Wxc
来場者登録フォームとアンケートのQRコードこちらにも貼っておきます!