ミュージカル
「シャボン玉とんだ
宇宙までとんだ」
初日拝見しましたので簡単にご報告いたします。
2020年1月7日(火) 18:00~
シアタークリエにて、初日の幕が開きました!
※1月13日現在、上演時間は実態に合わせて
「休憩込み2時間55分」に変更されています
のでご注意ください。
<ざっくりあらすじ>
シャイで頼りないけれども、心優しく作曲家になる夢に向かって邁進する悠介と、スリで生計を立てている孤児の佳代が偶然出会い、惹かれ合う。辛い過去の記憶と決別しようとしていた佳代にとって、悠介との愛はかけがえのない宝物となった。二人はバイト先のマスター夫妻、常連客らに祝福され、またある理由から佳代を見守ることになったラス星人テムキ・ピア・ミラという3人組の隣人がいるアパートで幸せな生活を始める。さらに悠介の作曲した交響曲が認められ、明るい未来に踏み出そうとした矢先に起こる大事件。二人の愛の行方は?未来は…
舞台設定が1988年当時のバブル期なので、「あああ、こんなファッションまさに流行ってた!」と笑ってしまうような懐かしさを感じました。 ダンスシーンの振り付けも、随所に盛り込まれているギャグも、妙に昭和なんです。
だからこそ逆に、悠介と佳代の純愛や、ラス星人の壮大な宇宙観が、今の時代でも全く色あせない普遍的なものであることに感動しました。
予想外にハードなシーンもありますが、練り上げられたテンポのいい掛け合いに大笑いし、宝塚のようなレビューシーンにワクワクし、悠介と佳代がお互いを思い合うピュアな愛情に涙してしまうのです。
そして!二人を見守るラス星人を演じているのがレジェンド土居さんと畠中さんですから、当時の音楽座を知らない私でも胸に迫るものがありました。
この作品の中でも語られるように、「すべては繋がっている」し、この作品を愛するたくさんの人たちによって、新たな命が吹き込まれているんだなあ、と。
カーテンコールで歌われる「ドリーム」は、初演を知るファンの方々にとって涙腺結界ポイントとなることと思われます。
<初日カーテンコールのこと>
初日のご挨拶として、井上さんは土居さん畠中さん始め音楽座の「シャボン玉とんだ~」に出演されていた吉野さんや濱田さんとちょっとずつ言葉を交わし、照井さんが当時は出演の機会なく「やっと25年経って出られた!」とおっしゃると「すごいことだよね。 あー、俺もCATSに出たい!」と場内の爆笑を誘いました。(そのあとすぐに「うそうそ、絶対無理」)
演出家の小林香さんもご挨拶されたのですが、まずは30年以上も前にこの作品を生み出した音楽座の方々への尊敬と感謝の意を述べられました。そしてこの素晴らしい作品を今回初めて外部で上演するにあたり、出演者スタッフ一丸となって大切に大切に作り上げたこと、今日を迎えられた喜びが真摯に伝わってきて、改めて感動してしまいました。
いつもはちょっと毒を含ませながら軽妙なMCをする井上さんが、そして舞台上の出演者の方々が「ここに立っている幸せ」に目を潤ませていらっしゃるので、「初日を見られてよかった!」と感動に浸っている客席と舞台上がひとつになったような、他の舞台の初日では味わったことがない一体感が確かにそこにありました。
日本のオリジナルミュージカルとして、いつか「古典」と呼ばれる日までずっと上演され続けて欲しいと思います!
<どうしても言っておきたいおせっかいポイント>
UFOの目撃者のおばあちゃん達にご注目ください!
初日を終えた畠中さんのツイート
「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」昨日シアタークリエにて無事に初日を迎える事が出来ました。やはりとてつもなく良い作品です!何より主演の2人が素晴らしい!レジェンド土居姉さんも素晴らしい!みんなみんな素晴らしい!終演後の初日乾杯にて。皆良い顔、いい笑顔! pic.twitter.com/zfv5JiJEJC
— 畠中洋 (@hatabo0109) January 8, 2020
★前日の囲み取材の記事やゲネプロの動画は こちら のページからどうぞ!★
おまけ:「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」の取材記事が載っていますので必読です!
ミュージカル 1月・2月号
— LIM編集部 (@lesmisquarti30) January 10, 2020
特集上演20周年記念公演『Endless SHOCK』
『エリザベート』
『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』井上芳雄/咲妃みゆ/土居裕子&畠中洋
『アナスタシア』葵わかな/木下晴香/海宝直人&相葉裕樹&内海啓貴
『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』三浦春馬https://t.co/kLdG7wJ4Ag pic.twitter.com/pgvPVP8p01