俳優座劇場プロデュース No.108
音楽劇『人形の家』
2019年9月3日(日)18:30開演
初日拝見しましたので簡単にご報告いたします。
←ハタ坊の会からのお花です!
(by KateRoseさん)
<上演時間>
1幕 55分
休憩 15分
2幕 90分
(初演より10分長くなってます)
<主な登場人物>
ノーラ・・・土居裕子
ヘルメル・・・大場泰正
クロクスタ・・・畠中洋
リンデ夫人・・・古城るみ子
ドクトル ランク・・・新藤忠
ヘレーネ・・・長浜奈津子
クリムトの「接吻」が描かれた湾曲したセットが緞帳代わりに舞台中央部分にあります。(これがぐるっと反対側に回るとノーラの家のリビングルームの内壁になる仕組み)
初演の時も同じようなことを書きましたが、「人形の家」は古典なので時代背景や道徳観念は現代の感覚では「?」です。
美しく従順な妻ノーラと、その妻を自分の所有物として守る夫ヘルメル。
当時としてはそれが普通の夫婦の姿だったんだと思います。そしてそこには確かに愛情がありました。
しかし、クロクスタという男が現れたことでその幸せの均衡が破れます。
ノーラは窮地に立たされ、やがて今まで信じて守ろうとしていた愛の世界、ヘルメルと自分の関係の真実に目を向けることになるのです。
この変わっていくノーラの心の内を表現する土居さんの歌声も演技も圧巻です!
周囲の人間に嫌われていた、卑屈で不穏な微笑を浮かべる超感じの悪い男クロクスタですが、彼は逆に最後は愛を手に入れます。その時の畠中さんのお芝居も必見です!
短い公演ですのでお見逃しなく。
終演後のロビーに出てきてくださった畠中さんとお花のツーショットです!
クロクスタの「いやなヤツ」な笑顔を再現中。
お疲れのところありがとうございました!
ちなみに畠中さんが着ているのは今回の公演Tシャツです。物販コーナーで販売中!色はブラック、ネイビー、ボルドーの3色がありました。(@2,000円)
デザインがかわいいし生地も厚手でい感じです。
私を含め、その場で4人が購入してしまいました!
赤、買っちゃいました。
「A DOLL'S HOUSE」が家の形にデザインされ、窓の中にノーラがいます。