まだまだ絶賛全国ツアー中ですが、白チーム、青チームの東京公演千穐楽を拝見しましたので簡単にご報告いたします。(毎度のことながら報告遅すぎですみません…)
10月2日(火)19:00開演 Team White
10月3日(水)13:00開演 Team Blue
ザ・フォー・シーズンズの中の3人のメンバーが入れ替わると、一人一人の個性が共鳴しあい、それがグループとしての個性と輝きになり、白を見れば白サイコー!青を見れば青サイコー!と節操なく思ってしまう舞台でした。
グループの核であるフランキー・中川さんの存在はもはや「奇跡」です!
そして、両チームを支えるシングルキャストの皆様の八面六臂のご活躍が素晴らしい!
毎回、カーテンコールのたびに「あれ?人数これしかいないんだったっけ」と思ってしまいました。(畠中さんの登場シーンはこの記事の一番最後に載せてあります。)
普通のミュージカルのように登場人物の心情を歌い上げるわけではなく、ザ・フォー・シーズンズの名曲は彼らが「グループとして活動している」姿で歌われることがほとんどです。(舞台上に居る人もいない人もバックコーラスに参加しているので、その声の厚みもすごい!)
そのため、全編を通してこれだけ歌が多いのに、お芝居を見ている感もがっつりでした。
何度見ても、脚本の構成の素晴らしさに唸ってしまいました。
(歌とお芝居のこういう絡み方はちょっと「ピアフ」にも似ている気がします。)
カテコでは全員から一言ずつのご挨拶もありました。(きっと東宝さんが動画をUPしてくれるだろうとメモはほとんど取らなかったのに、残念ながらUPなし!)
本当に記憶のかけらをざっくりとご紹介しますと…
伊礼さんはリアルトミーか!という感じのオレ様節が大炸裂。前日、中河内さんもおっしゃっていましたが、トミー役は膨大なセリフを決められた尺の中でだーーーっとしゃべらなければならないので本当に大変なんだそうです。しかも春夏秋冬で語られるこのお話のトップバッターの重圧がすごい、と。
会場をおおいに沸かせた伊礼さんの後では挨拶しにくいと緊張する矢崎さん。短めのご挨拶を終えたら、中川さんにもうちょっと何か話してほしいと言われてしまいます。そして突然謎かけ!「ジャージー・ボーイズ」とかけて、シアタークリエと解きます。その心は…どちらもすばらしい“ひびや”」
うまい!うまいですけど、なぜこんなネタを仕込んでおいたのか謎です。(しかも披露しないで終わるところだったわけで)
SPIさんは、劇中のニックのセリフを引き合いに出すような感じで、伊礼さんと毎日一緒にいることがどんなに大変か、皆さんわかっていただけますよね?などと、あの柔らかい口調で意外と内角ぎりぎりを攻めるご挨拶。これもバカ受けでした。
フォーシーズンズ以外の皆様は基本はとても真面目なご挨拶。再演の喜びや、作品のクオリティを上げていく挑戦がつねにできるカンパニーが素晴らしいという感動などを、それぞれの言葉で語ってくださいました。
唯一まりゑさんだけは謎の外国人キャラとなって「ワタシ、コノサクヒンニデラレテトテモシアワセ」みたいなご挨拶で、舞台上の共演者にも大うけ。
そして畠中さんは自分の順番がきたのに「私…ですか?」と第一声はやや腰が引けていました。(笑)「僕も、彼方やSPIと一緒で初参加だったので大変でしたが、本当に刺激的な現場でたくさん得るものがあって幸せでした。地方もがんばります!」という感じで年長組として立派にご挨拶!(←失礼?)
そして座長あっきーこと中川さんは皆さんのご挨拶に細かに反応しながら本当に対応が丁寧で、誠実なお人柄がにじみ出ていました。
東京では、台風でJRが運転見合わせを早々に発表した9月30日の夜公演が中止になりましたが、凱旋公演でその振替として追加公演が発表になり、地方公演合わせて合計50公演は変わっていません。
劇場が変われば場当たりからやり直しだし、キャパも音響も違うから出演者もスタッフも皆さん大変だと思いますが、全国に「ジャージー・ボーイズ」のすばらしさを届けてきてくださーい。
「ジャージー・ボーイズ」日程表
東京千穐楽を終えた畠中さんのお写真をマネージャーの金丸さんからいただきました!
ありがとうございました!
<<畠中さん登場シーン>>
一応時系列に並べてあるつもりですが、間違っていたらすみません。
●テレビ局スタッフ
冒頭シーン/台本を手に上手から下手に小走り
⇒下手からレフ版を持って出てくる
●トミーの兄、ニック(赤いジャンパー)
街灯の下で歌っている
刑務所の中で金網に張り付いている⇒トミーとハグ
トミー出所時の刑務所の中⇒金網の向こうでニッキーとハグ
●クラブの客
松葉杖をついて調子っぱずれな奇声をあげながら手拍子している
●バンドメンバー
ボブ・ゴーディオ登場シーン/『Short Shorts』 を演奏している右端の人
●ハル・ミラー
4人がバックコーラスをしているレコーディングシーンの1人目に登場する
テンガロンハットをかぶったおじさん。(♪今雨が~♪)
●ノーマン・ワックスマン
トミーがレコーディングの資金調達でお金を借りるシーン/階段の陰から
突然登場。
大成功した4人が「DAWN」を歌っているシーン/セットの2階で濃い
影のように立っている
⇒階段の後ろから現れ、トミーの借金のことをメンバーに告げる
⇒ここから2幕のデカルロ邸まではワックスマンとしてのみ登場。
●傘をさした人
フランキーの娘フランシーヌのプチ家出の時に周囲に現れる傘をさした
人々の中の一人。上手側。
●レコード会社の社長
「君の瞳に恋してる」のレコードを出すようボブに説得されるが渋っている。
●トロンボーン奏者
「君の瞳に恋してる」のシーン/バックに登場するホーンセクション下手側で
トロンボーンを演奏
●神父様
娘を亡くしたフランキーに声をかける
●コーラス隊
ロックの殿堂入りシーン/コーラス隊