2016年4月10日(日)13:00開演
「ジキル&ハイド」2016の大千穐楽となる名古屋公演最終日に行ってまいりましたので、簡単にご報告します。
愛知県芸術劇場は、名古屋の繁華街「栄」の駅直結の商業施設「オアシス21」に隣接しています。
千穐楽の日はぽっかぽかの陽気で、日中は半袖でいいぐらいの気温でした。
東京公演よりさらにジキハイの世界がすごいことになってました。
オペラハウスのような会場は(3~5階席はバルコニーになっています)見た目も美しいのですが、音の響きが本当に素晴らしく、ジキル&ハイドの楽曲がどれもよりクリアかつ「荘厳」でエネルギーに溢れた舞台でした。
名古屋まで行ってよかったです!
大阪からの指揮者福田さんの指揮は塩田さんよりややゆったりとしたテンポに感じました。
「時がきた」「アライブ」のあとが拍手でショーストップ状態になるのは想定内ですが、それ以外にも随所で拍手が入れやすい間があって、千穐楽の雰囲気がより盛り上がった気がします。
畠中さんのストライド、理事会では憎々しさにさらに嫌味ったらしいクールさが加わり、理事会メンバーに否定されるジキル博士を見て溢れる喜びを噛み締めている様子の憎たらしいこと!
婚約披露パーティーでエマにきっぱり拒否された時だけ、泣きそうな子供みたいなもろさが覗きます。(ま、これをかわいそうに、と思ってしまうのは畠中さんのファンしかいないとは思いますが…)
乾杯の後、さらに2人に絡もうとして、理事会メンバーになだめられるような感じで花火を見るために部屋の外へ出て行くシーンがありますが、この日はビーコンズフィールド侯爵夫に「ほら行くわよ」的に腕を引っ張られて連れ出されてしまいました。最後の日まで未練たらしいストライドを見かねた侯爵夫人の優しさ、と解釈しておきましょう。
どん底でルーシーに向かってのダイブも、今までで1番派手に飛んでました!
身軽なゴンザレスは、キャサリンと交渉成立ではしゃいで犬のように四つ足で階段を駆け上り、2階に消えて行きました。ちぎれんばかりに尻尾を振っている犬のようでかわいかったです。(←ファン馬鹿)
連続殺人のシーンは仕掛けが多いので小さなトラブルも色々あった公演でしたが(懇親会レポート参照)、大千穐楽は全てがバッチリ決まってました。
結婚式のシーンではいつも通りジョンにがっちり抱え込まれてしまうストライドですが、今日はその腕を振りほどいちゃうんじゃないかと思うぐらいジタバタ抵抗していました。
そしてその死に様は、ハイドの連続殺人の最後を飾るにふさわしい見事さでした。
首の骨を折られた瞬間の痙攣とその後の脱力、倒れる瞬間までのイナバウアーも、倒れっぷりも、なんだか職人芸的に凄かったんです。
畠中さん、本当にお疲れ様でした!(腰、お大事に!!)
カーテンコールでは東京千穐楽から恒例となった「全員からの投げキッス!」もありました。
畠中さんからの投げキッスは、会場の観客だけではなく、ハタ坊の会の皆さんにも向けたものだと思いますので、しっかり受け取ったことをここにご報告いたします。
ハタ坊の会からお贈りした楽屋花と千穐楽終演後の畠中さんのツーショットです。
お花全体の大きさはこんな感↓です。 こちらは↓お花屋さんからいただいた画像です。
「お花企画」にご協力くださった皆様、ありがとうございました!